ラノベ寄稿

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【感想】私、能力は平均値でって言ったよね!(1~140話)

私、能力は平均値でって言ったよね!  1 (アース・スターノベル)

 

 

ラノベ貴公私、能力は平均値でって言ったよね(皮肉)

 

 アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
 自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18歳の日本人であったこと、幼い少女を助けようとして命を落としたこと、そして、神様に出会ったことを……。
 少々出来が良過ぎたために周りの期待が大きく、思うように生きることができなかった海里は、望みを尋ねる神様にこうお願いしたのであった。
『次の人生、能力は平均値でお願いします!』
 なのに、何だか話が違うよ!
 3つの名前を持つ少女、うっかりS級ハンターなんかにならないように気を付けて、普通に生きて行きます。
 だって、私はごく普通の、平凡な女の子なんだからね。いや、ホント。

 

ほのぼの百合コメディを探して止まないラノベ貴公が必然的に通った作品。

 

小説を読もうでタグ「女主人公」を検索すると総合評価2位、累計14位

 

ちなみに女主人公1位は主人公が蜘蛛の某作品ですので性別:女性の主人公1位と言っても過言ではないですね……。

 

記事を書いてるラノベ貴公「あれ? こんな順位高いっけ???」

 

ランキングに上がったのもそう昔ではなかった印象。割と最近読んだ気がするんですが、俺も年を取ったな……などと言いつつ作品を調べてみると、

 

掲載日が2016年1月ってマジですかっ!Σ(゚Д゚;)アラマッ

 

約一年足らずで累計14位! これはすごいですよ!

急成長株というやつですね。某軽音楽アニメ然り、某戦車道アニメ然り。やはり時代は百合を求めているということでしょうか。

 

商業的なことになってしまうのですが、惜しむべくは書籍がアース・スター出版ということですね。これは本当に残念。小説が単行サイズということで一冊が野口さんくらいしますから。レーベル力的にも、どうなんでしょう? (あまりいい印象はありませんが……)

 

コミックがあるし……まだあわてるような時間じゃない……。

 

というわけでなろうの闇に触れながら、本編感想です。

主人公ちゃんの転生先は悪役貴族の令嬢。なんやかんや設定があって主人公が虐げられている。

 

ラノベ貴公「あ~これは私知ってますよぉ。主人公が俺TUEEEして王様に手柄をもらって悪役貴族が処罰される流れですよねぇ?」

理性「解せる」

 

などと思っていると主人公ちゃん、学園へ行くの巻。

 

ラノベ貴公あ゛っ、なろうの学園ものは……

理性「いやまあ分かるけども」

 

絵に描いたようなテンプレ(トートロジー

この辺りで主人公の平均()っぷりが露わになってきます。なんやかんやで主人公が俺TUEEEして「アイツ何者だ!?」などと騒ぐ有象無象の描写は愉快ですよね。

恐れるべきはエタってしまうことですが……

 

ラノベ貴公「なんかあっさり学園終わったぞ」

理性「せやな」

ラノベ貴公「で、また学園が始まったんだが」

理性「は?」

 

Re:ゼロから始まる学園生活

 

冒険者学校で新たな仲間と出会う主人公。戦いの場は新たな学園へと移る──

 

いやこれまで戦ってねえな、うん。

さすが冒険者学校というだけあって戦闘が多くなります。卒業検定とかなんやかんやで好きでしたよw

固定で仲間を組むので晴れて百合コメがスタートするわけです。う~む、程よい。

 

まあそんな感じで百合ときどきバトルときどき水戸黄門なお話の中。

そして主人公たちはある発掘現場にて古竜と出会い、世界の謎に触れ……

 

めまぐるしい日常の果てに主人公たちが見るものは?

 

まんがタイムキララ的なストレスフリーの作品。暇なときに是非。

 

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