ラノベ寄稿

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【感想】ようこそ実力至上主義の教室へ 4「一之瀬回」

ようこそ実力至上主義の教室へ 4 (MF文庫J)

 

ラノベ貴公ミルグラム実験www

 

夏休みを利用した特別試験前半戦―無人島サバイバルは無事終了。舞台は豪華客船でのグループ戦に移る。後半戦の試験内容は打って変わって、思考力が試される頭脳戦。A~Dクラスの全ての学生を干支になぞらえた12のグループに分け、各グループごとに一人だけ存在する『優待者』を見つけるというもの。クラス対抗という考え方を破壊する試験に驚愕する生徒たちだったが、葛城、龍園といった各クラスの実力者達は試験の狙いを見極め、暗躍を開始する。一方、清隆は同じグループに入ったクラスメイト軽井沢恵の持つ異質さに気づき―!?「私は―寄生虫。ひとりで生きることの出来ない、弱い生き物」清算できない過去との決別!学園黙示録第4弾!?

 

*ネタバレ有

 

 

三巻に引き続き特別試験の後半戦。今回の試験は簡単に言うと人狼ゲームのようなものだ。A~Dクラスが混在したグループで試験を行い、その中に一人いる人狼・「優待者」をいかに見つけ出すかが肝になってくる。もっとも人狼ゲームとの明確な違いは魔術師や霊媒師がいないことであるが……。

つまり、優待者を見つける方法は発想と駆け引きに頼ることになる。ここに思考力という実力が問われるというもの。

 

あいっっっかわらず面白いところ以外が面白くないな! 今回は半分くらい面白くなかった。もう半分が面白かったけど。

 

まず特別試験の話。うん結果1を目指すなら携帯を見せ合った方が早いよねーというのには割と序盤で気づいてた。……上手いこと転がされたというわけだな! さすが綾小路というのは置いといて、ここで来たか一之瀬。ポテンシャルはBクラストップ相応らしいけれど、その実の片鱗は二巻、三巻で見せてきた。今回綾小路との直接対決にさしあたってようやく本性が露わになったというところ。

元々ヒロイン力はあったけれど、一気に魅力的なキャラへ昇格されたと私の中で話題に。

 

次に軽井沢恵について。

 

  綾小路「調教したで」

ラノベ貴公「お、おう……」

 

軽井沢 が 仲間になった。

いや嫌いな展開じゃないですけど。軽井沢結構好きなキャラですし。処女ビッチキャラは貴重。

気になった点としては、シリアスなシーンで綾小路がミルグラム実験の話を挟むのが不自然過ぎない? あれ編集止めなかったのか……。

これからの軽井沢と綾小路の関係がすっごい楽しみなんだけど、今回はそこまで盛り上がらないまま終わってしまった。次回期待。

 

以下雑に小話。

 

終結果、猿グループの結果で笑った。高円寺ぃ! おまえのキャラ好きすぎる。

 

櫛なんとかさん。んー、これなんの伏線だろう? 綾小路嫌いっていうのは本心だと思ってたので、ちょっと意外。まとめサイト覗くとほんと櫛田が人気ないというか、ぶっちゃけ一之瀬の下位互換っていうか(

 

教師組。Bクラスの担任が面白くなってきましたね。過去話とか掘り下げるのか~?(興味ない顔)

 

龍園。この三国志の武将みたい名前のやつ、すっげぇ小物臭がする割にしっかり出てくるキャラだから読んでてストレスしかない。六巻読んだ感じだと七巻当たりで失墜してくれないかな……。といってもヘイト稼ぐのはDクラスの十八番みたいなところあるので今更かもしれませんね!(諦め)

 

では、待て4.5巻。