ラノベ寄稿

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【感想】フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記「完結記念」

 

フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記 (角川スニーカー文庫)

 

ラノベ貴公「めでたい」

 

異世界暮らし3年めの佐山貴大は、何でも屋“フリーライフ”のぐーたら店主。でも本当は、神すら倒せる世界最強レベルの実力者だった!怠け者だけど困っている人をほっとけない貴大は、悪い権力者を懲らしめたり、伝説級のモンスターから街を救ったりと大活躍。本当は目立ちたくないのに、個性的な女の子たちから次々と興味を持たれちゃって!?大幅加筆&新章追加でほっこり度120%!異世界スローライフの金字塔が文庫化!!

 

 

懐かしい! 書籍情報見たときは「フリーライフの文庫って……(諦観)」と黒歴史を思い出したものですが、晴れてかにビーム氏のイラストでリメイクとのこと。

 

更新も止まっていたのでこれを機に読み直しますかーとweb版の方を見れば、なんと最終章に突入しており、つい先日完結しましたねー。

 

 

完結おめでとうございます! お疲れさまでした!

 

もう五年か……(しみじみ)

嬉し懐かしく、リメイク版の方を手に取った次第です。

 

さて感想。

ヒロイン皆かわいいなぁ、ふへへ。と気持ち悪い笑みを浮かべながらのほほんと一気に読めてしまいました。

しかし、「あれ、貴大ってこんな腹立つキャラだっけ???」と思うくらいにはウザかった! あれこいつこんなやれやれ系主人公だっけか……。なんというか、富士見ファンタジアにいそう。

とはいえ読んでいるうちにこのやれやれ主人公にも慣れてくるもので、「ああ、フリーライフだなぁ」と感慨に老ける。この日常感よ。圧倒的に脳みそ使わずに読めるのが最高ですね。(語彙力)

 

リメイクされて一番良かったのは、ラノベレビュー的にこんなでいいのかとも思うけれど、イラストにある。とにかく挿絵がかわゆくなったことでフリーライフの魅力がこれでもかというくらいに増していて、ほんっっとかにビームのイラストに悶え死ねるいやマジで。

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この口絵の安心感よ。ユミエルかわいいなぁ……。

 

ドストライクなヒロインだったアルティ、フランソワに加えてカオルやクルミアも無茶苦茶可愛いですね! 思わずweb版も読み返してしまった。というか、フランソワのドヤァ……が可愛すぎるだろ。

 

わいわい、がやがやと、いつも活気に満ちたグランフェリア。そんな街の片すみに、こんな看板がぶら下がっている。

何でも屋《フリーライフ》

 

ここ最近で一番気に入っている文章です。「フリーライフ」が一発で伝わってくる。

挿絵も含め、可愛さ120%の隙の無いスローライフ異世界ストーリーでした。

 

 

 

ここから少しweb版の最終章感想。

 

 

 

んー、私的にはラストはそんなに好きくなかったかなぁ。まあ最終章でオチをつけるとなるとシリアスになるのは仕方のないことですが、というかレンちゃん関連ではシリアスになっていましたが、フリーライフにシリアス成分ってあんまり求めてないんですよね……。

各自ヒロインルートをしっかりやって終わらせてくれてもよかったんですけどねー、伏線回収の都合でしょうか。

 

とはいえ王道を行くようなしっかりとした仕上がりにはなっていたと思います。実は前の章の記憶が全くないのでそれほど多くも語れないのですが、ひとまずの感想として。

 

フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記 (角川スニーカー文庫)

フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記 (角川スニーカー文庫)