【感想】<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まり「熱盛(今更)」
ラノベ貴公「あ、これすげぇわ」
各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。
*ネタバレ有
ブックウォーカーの2017新作ラノベランキングで一位記念、とのことで、只今HJで一巻無料で読める「インフィニテット・デンドログラム」。タイトルなげえ……なんて訳すんだろう、デンドロ?
面白そうなランキングだったのでこちらは別記事で何か書きますたぶん。
まあ、なろうだからいつでも無料で読めたんだけど。
折角だから書籍で読みたい人情。デンドロ、イラスト良いしネ!
感想。
結論から言うとシンプルに面白かった。
というか、よく書くなぁという印象だった。著者の描く「Infinite Dendrogram」のワールドがすごい広大なんですよ。無限の可能性(笑)と思ったけど、正直ワクワクするよね、こういう作品。
話が横に広すぎて、掘り下げて感想書くのが難しい。訴訟。
場面の盛り上げ方と主人公の見せ方が上手かった。
アレだ、仮面ライダーみたいな。
物語は変に捻ったところがないんだけど、強敵の登場から主人公の覚醒っていう流れが分かりやすくカッコイイ。
なんだろうな、VRものなんだけど、よくあるなろう小説みたいに「このスキルTUEEE!!」みたいなチートっぽさは薄い。だからといってがっつりファンタジーってわけでもないんだよね。良くも悪くも中間を歩いていて、うまいこといいところどりしてるよなぁ。
「SAO」好きなら読んどけ。
厳密には「デンドロ」と「SAO」って全然違う。
「SAO」の魅力は、VRを通して見えるプレイヤーの価値観だとか、川原礫さんのSFネタだとか、あとはキリト△だとか(ここ重要)
対して「デンドロ」ってVRの世界を突き詰めちゃってるっていうか、ゲームの中でのストーリーに拘ってる。後は主人公をどれだけカッコよく見せるか。
でも、VRのバトルものってカテゴリーで見ると雰囲気近いと思うし、好みによってはデンドロすげえ好きって人絶対いると思う。
主人公が成長する系のやつでゲームっぽいさがあるのって……あー、そう見れば「ダンまち」の方が近いかもしれない。でもこれもよく考えたら全然違うしなぁ……。
……他作品と比べるのはよくないと思いますっ!
後気になったこと。
兄、いいキャラしてんな。
この謎になりきれてない謎キャラポジション(読んだ方なら分ってくれるはず)すっげぇ好き。熊の正体見れるのが楽しみだ。
一巻だしヒロインに魅力がないのは……多少はね?
これに尽きる。下手なハーレムものになってないのはいいんだけど、ひょっとして著者はヒロイン書くの苦手なのでは……なんか男キャラのが活き活きしてんぞ……。
久しぶりにバトルもので気に入った気がします。ではでは、待て2巻。
- 作者: 海道左近
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2016/11/01
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