ラノベ寄稿

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【感想】友人キャラは大変ですか? 3「俺たちの友人キャラが帰ってきたな?」

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)

 

その結婚、待った!!
俺の名は小林一郎。本物の主人公・火乃森龍牙の親友だ。
【第二部】終了後、唐突に持ち上がった蒼ヶ崎さんの縁談。
相手の名は、月見里(やまなし)朝雄(あさお)――通称「アーサー王」。央明高校の現生徒会長にして、巨大な剣術道場の跡取りらしい。
たいそうな設定だが、こっちは世界を救うメインキャラ、それもヒロイン三巨頭の筆頭・蒼ヶ崎怜である。釣り合わないにもほどがある。
だというのにこの野郎、
「いいかい怜、道場経営とはビジネスなんだ」「今のままでは、蒼ヶ崎道場に未来はない。」「女だてらに今より強くなってどうする?」
ゲストキャラのくせに調子こきやがって……メインキャラへの無礼千万、お天道さんが許してもこの小林一郎が許さねぇ!
当然のごとく結婚阻止に動く俺たちだったが、道場vs道場のごたごたに巻きこまれることになり――?

*ネタバレ有

 

感想。つまらなくもないけど面白くもないな……

 

友人キャラ、一巻は面白かったんですけど、なーんでしょう。トウテツが出てきてからあんまし好きになれなくなったというか、トウテツが私的に苦手なせいで素直に楽しめない自分がいる。

 

【番外編】(本編)と称した導入から、当ブログでも二巻感想で指摘していた「キャラ多すぎ問題」を作者から触れていくという、肉を切らせて骨も切ってる感じ好き。俺の読みたかった友人キャラってこれだよ。ニヤニヤと読み始めた本作。

 

正直キャラの名前覚えてなかった。

 

許して。

話の内容としては怜の結婚を賭けた剣道五番勝負というもの。全編通して全く剣道してなくて笑った。おまえら呑気好きだろ……ん? もちろん好きな展開ですけど?

 

相変わらず小林がシナリオを壊したいのか守りたいのかよく分からんのですが、シナリオの方から崩れてくる感じが良かったです。

 

読んでて思ったんですけど、これは萌えですね(死語)

 

「友人キャラ」のキャラはかわいいですね。まあ名前も忘れるようなテンプレハリボテヒロインなわけですが、それもまた仕様だからズルいですよこれは(褒め言葉)

 

そんな感じで最初は結構楽しめてたんですけど、トウテツがなー。なんっていうか、この手のお調子者キャラで素直に好きになれたのってCLANNADの春原くらいな気がするたぶん。

 

友人キャラの面白さって小林とヒロインのやりとりにあると思うんですよねー。なんで別にトウテツ要らなかったんじゃないかなーもうちょっと寝ててもよかったんじゃないかなーと個人的にはそんな感じ。まああまり愚痴っぽくなってもよくないのでそれだけ。

 

いやでもほんとトウテツさえいなければなぁ……

 

ポッと出てきた宮本さんもいいキャラしてましたね。日常パートも増えて三姫も活き活きしてたように思います。二巻みたいなシリアスが一切排除されて、読みたいラノベが読めました。

 

ほんとトウテツいなければ素直におススメできんのにな……待て四巻。

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)

友人キャラは大変ですか?3 (ガガガ文庫)