【感想】暴食のベルセルク ~俺だけレベルという概念を突破する~(~30話)「表紙買いには気をつけよう!」
ラノベ貴公「欲張りセットみたいな小説でした(グリード)」
お城の門番をしているフェイトは、ある悩みを抱えていた。
生まれた時から持っている《暴食》スキルによって、絶えまなく襲ってくる空腹感だ。腹が減るだけの役に立たないスキルと思っていたが、実は隠された力があった。
ある日、フェイトは城に忍び込んだ盗賊を殺した時、真の力に気がついてしまう。
殺した対象の魂を喰らい、力をすべて奪ってしまうスキルだと……。そして、空腹感は初めて満たされていた。
このことをきっかけに、使えないやつだとゴミ屑のように扱われてきた男は、次第に頭角を現していく。のちにレベルの概念を越えて、際限なく強くなる姿から畏怖の念を込めて、こう呼ばれた……「暴食のベルセルク」と。
*ネタバレ有
今熱いGCノベルズですね。知らないけど。
ストーリーとしては不遇スキルと思ってたら実は最強スキルで世界最強! といった感じ。暴食……ベルセルク……う、頭が……
ラノベ貴公「これはちょっと低学年向きですか」
理性 「ちょっと待ってくださいよ。読んでみてくださいよ」
ラノベ貴公「は? 何言ってんだ池沼。クソレビューになるってあらすじではっきり分かんだね」
理性 「ほならね。これ、」
ラノベ貴公「か、かっこいい……」
理性 「そういうことだよ(確信)」
厨二という概念を突破してやがる……(タイトル回収)
いっそ突き抜けてる感じ嫌いじゃない。コミック0話も公開されております。結構力入ってますね……。
ということでなろうで30話まで読み終えてひと区切りついた感じなので感想です。
僕の考えた最強設定!
をこれでもかというくらい読ませられる感じです。
なんか最近なろうに対して辛辣なレビューしかしていないような気がするというか、特に復讐ものに対してまず叩くところから始めているような気がして、私が血も涙もない畜生以下という偏見を持たれるのは心外なんですけど(メンヘラ女子)。
特に話が難しいとかシリアスという感じではないので、頭使わないでなんとなくなろう読みたいなーってときにざっと読み流してみるといいかもしれませんね。
話のテンポがいいような悪いような……ストーリーはサクサク進むのですが、どうしてもレベルという設定がある都合でモンスターとの戦闘シーン(レベリング回)を挟むのでトントンといった気がします。単調ではないので読んでて疲れはしないかな?
割と主人公が最強してるだけなので、盛り上がりどころに欠ける
というのはあるかもしれません。主人公の目的が見えないというのがとっつきにくいというか、ストーリーに入りにくい。そのせいかなんとなく読んでて復讐ものとはちょっと違う気もしました。
ヒロインが魅力的でないのが致命的である
ここは重要だった。この先の展開でヒロインとの別れ→再開の流れになって、たぶんそこが一番の見どころさんになるんだと思うんですけど、もうちょっと掘り下げというかキャラ属性的なものをつけてもよかったんじゃない? と思いました。マックのナゲットを何もつけずに食べてる感じ。
ハーレムじゃないというか、ヒロインが媚びてない感じ
言ってることクルクルしてる気がするけど、これがすごくよかった。非常に良かった。これだよね。
月夜涙さんハマらなかった私が「暴食」をそこそこ読めたのはこれだと思う。「どこまで主人公最強にするんだよ……(呆れ顔)」なところに特化してるのがなんやかんやで気持ち良かったところはある。
他の大罪スキル持ちが出てきたところで終わってしまったので、まだまだこれからな作品だと思います。たぶんてきとうなアニメと一緒に読み流すのが一番いい読み方でしょう(当社比)